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CEOの岡田が講師となり各部署の若手社員にレーザの基本を
講義するレーザレク!

 

前回に引き続き第二回の模様もお伝えさせて頂きます。
今回のテーマは半導体レーザ(Laser Diode)のドライバについてです。
講義内容が多岐にわたり、ボリュームもあるため2回に分けて掲載させて頂きます。

今回は「光」や「レーザ」の事にはほとんど触れず ← 触れないの⁉
「電気」のしくみや「電気回路」について勉強しました。

苦手な方は苦手かも、、、
なるべくわかりやすくお伝えできるよう頑張ります!

講義内容(前編)

① LDとドライバ

② 電気回路

③ 直流と交流

④ 電気の流れ

⑤ コンデンサ

 

以上の5点について講義が行われました。

 

① LDとドライバ

 

LD(Laser Diode)とは…電気が流れるとレーザを発振する半導体です。

 

半導体レーザの構造

 

ドライバの役割

 

弊社の超短パルスレーザを実現するためドライバで超高速にレーザをパルス発振させる。

 

 

スイッチの切り替えでもレーザをパルス状に発振させられるが、超高速に切り替えができない。

 

超高速(ピコ秒)でパルス発振させるには高速ドライバ(正確には「高速電流パルス発生器」)が必要。

超高速の電流パルスをLD(半導体レーザ)に無事注入してピコ秒級レーザパルスを発生させるには

色々と工夫しなければならない事があります。

 

その基本を理解するために、またまたレーザ技術からちょっと遠回りして「電気回路」の

基本を理解しなければなりません。

 

② 電気回路

 

主要な回路図を紹介します。

 

 

 

③ 直流と交流

 

直流と交流の違いについてご説明します。

 

・直流電流とは一つの方向に流れる電流です。

・交流電流とは周期的に方向が変化する電流です。

 

 

④ 電気の流れ

 

そもそも電気の流れとはどのように起こるのか?
下記のように電圧を加えることで電子が動き出し、電気の流れができます。

 

⑤ コンデンサ

 

コンデンサの特徴の一つに電気を止める働きを持っています。

 

直流の場合、電気をほとんど通しませんが(コンデンサの容量が一杯になるまでの一瞬は流れる)
交流の場合コンデンサに溜まった電荷がプラス/マイナスに応じて行ったり来たりするため電気が流れます。

 

また、交流の場合は周波数によって電気の流れが変化します。

 

高周波の電気は流れますが、低周波の電気はほぼ流れません。

 

➔②電気回路で説明したように「ゆっくりとした電流を止める部品」です。

 

以上が第二回の講義内容となります。

 

第三回では今回のつづきをお伝えできるかと思いますので
次回もぜひぜひ、ご覧ください。

 

最後までご拝読頂き、ありがとうございました。

 

次回の講義も引き続き掲載させて頂きますのでお楽しみに!