お知らせ
「世界最高出力の深紫外ピコ秒パルスレーザー」LDH-X0300が一般財団法人機械振興協会の表彰制度である、第13回 新機械振興賞において「機械振興協会会長賞」に選ばれました!
本賞は、機械工業に係る優秀な研究開発及びその成果の実用化によって機械工業技術の進歩・発展に著しく
寄与したと認められる企業などを表彰するものです。
当社は国内ユーザが満足する高品質レーザー加工を実現するため、新しいレーザー技術の独自開発に努めて参りました。今回受賞した深紫外ピコ秒パルスレーザー「LDH-X0300」は半導体レーザーから得られるピコ秒パルスを直接増幅させる技術開発に成功し、構成部品から消耗品を低減し、ランニングコストを削減しました。
種光にスペクトル幅の狭いDFBレーザーを採用し、波長変換結晶への負荷を減らしつつ高い変換効率で、266nmのピコ秒パルスレーザー発振を可能としました。266nmを発生させる結晶の寿命を飛躍的に延ばすことに成功し、産業用途で利用可能な深紫外線の高出力ピコ秒パルスレーザーを実現しました。
LDH-X0300は最大パルスエネルギー30μJ@50kHz、パルス幅50ピコ秒以下のスペックで、波長532nmや355nmのレーザーに比べ短波長のため、より高品位で熱影響を抑えた加工ができます。
機械振興協会より「本装置で発生するレーザーはパルス幅が非常に短く、周波数も非常に高いことから、機械加工が難しい材料への非熱加工が可能となり、新素材への適用が期待される。」(*1)との評価を受け、今回の受賞となりました。
今後も当社は、レーザー発振器の更なる短パルス化・短波長化・高出力化を進め、微細加工用途へ貢献して参ります。
*1引用 機械振興協会HP 「新機械振興賞 受賞者 業績概要詳細」
http://www.jspmi.or.jp/system/l_cont.php?ctid=130502&rid=1188
LDH-X0300の商品ページはこちら
/product/2435/
一般財団法人機械振興協会ホームページ
http://www.jspmi.or.jp/system/l_conts.php?ctid=130502&year=2015